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インターフェックスWeek東京(2025年7月)
「インターフェックスWeek東京」が9日から11日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。医薬・化粧品向けの製造装置、検査装置、包装機器、原料、物流・流通、IoTソリューションなどが紹介される。主催はRX Japan。開場は10時から17時まで。入場には事前登録が必要で、同展ホームページ(www.interphex.jp/tokyo/ja-jp.html)より登録できる。
「医薬品・化粧品」研究・製造—最前線
原材料・開発・品質管理…900社
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前回は3万1977人が訪れた
インターフェックスWeek東京は、医薬品・化粧品の原材料から開発、製造、包装、品質管理、物流まで幅広い工程の製品が展示される。
同展は「インターフェックスジャパン—医薬品・化粧品製造展」「インファーマジャパン—国際医薬品原料展」「バイオ医薬EXPO」「ファーマラボEXPO東京—医薬品研究・開発展」の4展示会と、今回初開催となる「ファーマDX EXPO東京」の計5展で構成される。出展する企業・団体は同時開催の「再生医療EXPO東京」と合わせて約900社。全体で3万4000人の来場を見込む。
再生医療EXPO東京は、再生医療・細胞研究に関する展示会として今年で7回目を迎え、細胞保存・フリーザー、自動培養装置、試薬・培地、滅菌・クリーン化、定温輸送サービスなどが紹介される。
製薬—進む自動化/再生医療、ロボ導入加速
製薬の現場は厳しい制約条件があり、作業には熟練した技術が求められる。開発・製造で使用する機器は種類が多く厳格な衛生管理が必要なため、自動化が難しいとされてきた。しかし近年は制御やセンシング、ハンドリングなどの技術進化によって製薬の自動化が進みつつあり、会場では最新の製品・技術が紹介される。
また、無菌環境下で行われる再生医療の分野でも自動化ロボットの導入が進んでおり、自動培養装置や自動分析装置など多様な製品が展示される。
「ファーマDX EXPO」初開催/医薬品DXを支援
今年、ファーマDX EXPO東京が初開催される。同展は医薬品とデジタルを掛け合わせて垣根を越えたネットワークを創出し、医薬品業界のデジタル変革(DX)を支援する。
研究・開発、製造・品質管理、営業・マーケティングなどの分野にまたがり、ラボオートメーション、治験DXソリューション、臨床データ管理、生産管理システム、品質管理ソリューション、デジタルマーケティング支援、データ利活用支援などの製品・サービスが披露される。医薬品業界の課題解決に貢献するソリューションが多数紹介され、注目度の高い展示会となっている。
320セミナー
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会期中は多彩な講演・セミナーが行われる(2024年の会場) -
今年は過去最多となる320の講演・セミナーが開催される。基調講演は9日10時から開催され、会場B東ホールでは厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課医薬品産業・ベンチャー等支援政策室室長の藤井大資氏が「医薬品の安定供給に係る現状と行政の取組み」をテーマに、会場F西アトリウムではタカラバイオ取締役副社長の峰野純一氏が「再生医療・遺伝子治療の発展に向けたタカラバイオの最新の取組み」をテーマに講演する。
会期中は特別講演も多く行われる。9日12時半からは中外製薬の須山英悟氏が創薬研究を支える基盤技術の一つであるラボオートメーションの現状と課題を紹介し、同15時からは東京理科大学教授の櫻井信豪氏が「医薬品の品質保証に必要なこと~企業の品質文化醸成とGMP人材育成について~」をテーマに講演する。
そのほかにもさまざまな講演・セミナーが開催され、多彩な専門家が登壇する。
基調・特別講演の聴講は事前申し込みが必要。詳細は同展ホームページへ。