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開催テーマ MONODZUKURIで拓く、サステナブルな未来
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オートメーションと計測に関する最新技術や製品、サービスの総合展 -
石井実行委員長(右から2人目)と副委員長ら
IIFESは「Innovative Industry Fair for E x E Solutions」の略称。オートメーションと計測の先端技術総合展として、電機・計測産業を核とする産業界の最新技術と情報が集積する。前身の「計測展TOKYO」「システムコントロールフェア(SCF)」を一つの展示会として2019年に名称を変更し、IIFESとして3回目となる。
リアル展は195社・団体(937小間)、オンライン展は39社・団体が出展し、来場者目標はリアル展・オンライン展の合計で約5万人超えを見込んでいる。石井靖IIFES2024実行委員長は「サイバーセキュリティーやIT関連の新規企業の出展があり、副委員長のバックアップなどを背景に、5万人以上の来場は手堅い」と述べる。
開催テーマは「MONODZUKURIで拓く、サステナブルな未来」。日本のモノづくりは技術革新とデジタル化により、進化を続けている。基幹産業であるモノづくりは日本の成長や躍進を長く支え、新たな未来を切り開く力でもある。製造や生産などの現場の力が、持続可能な世界を実現するために求められ、継続する基幹産業の進化を支える。
IIFESは三つのキーワードを中心に展開する。
サステナブル
カーボンニュートラルの実現を目指して、技術開発を推進し、製品やサービスの取り組みを展示ブースやセミナーを通じて紹介する「サステナブル」。
イノベーション
デジタル変革(DX)化で可能になるプロセスのデジタル化だけでなく、企業間のコラボレーションや製品に新たな付加価値を紹介する「イノベーション」。
DX
AIやIoTによる製造業DXは認知が高まる一方、現場での悩みも多い。概念から実装にフェーズが進んでいる製造業DXの最新事例やソリューションを紹介する「DX」。
このほか、基調講演などの講演会と、テーマセッション、出展者セミナーなどは約70本以上のプログラムを用意している。
オンライン展 1月31日―2月16日
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オンライン展エントランスページ -
オンライン展はリアル展示会が開幕する1月31日から2月16日まで開催する。オンライン展限定セミナーやリアル展会場のレビュー動画など、独自コンテンツを用意。
オンライン出展ブースでは、チャット機能により来場者が出展者に気軽に話しかけ、製品やサービスの情報を収集できる。セミナーはオンデマンドで配信され、目的や予定に合わせた視聴が可能。
限定セミナーは「将来事業を創出する製造業DX―OKIのDX戦略2025―」と題して、OKIの坪井正志理事・デジタル責任者(CDO)が登壇するなど多彩にそろえている。また出展者によるセミナーも多数用意している。
ごあいさつ/IIFES2024実行委員長 石井 靖
脱炭素・GX―電機・計測の最新技術を体験
年初に発生した能登半島地震で亡くなられた方々へ哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
IIFESは旧システムコントロールフェア(SCF)と旧計測展TOKYOが統合されて発足し、今回で3回目を迎えます。国内最大級のオートメーションと計測の総合技術展示会を標榜(ひょうぼう)し、隔年開催しております。
今回は「MONODZUKURIで拓く、サステナブルな未来」をテーマに、「サステナブル」「イノベーション」「デジタル変革(DX)」という三つのキーワードを掲げました。地球沸騰化時代を迎え、地球環境の持続性は喫緊の課題となっています。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ、CN)をはじめ、グリーントランスフォーメーション(GX)を支える最新技術を体験していただければ幸いです。
また、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)による製造業のDXにも注目していただきたいと考えます。製造業のDX化についてはまだまだ進化の余地があり、DX推進に悩みを持つ皆さまはなんらかのヒントを発見できるに違いありません。
最後に、イノベーションはいつの時代の展示会でも外せない重要なキーワードです。IIFESでは「革新を止めるな!」というキャッチフレーズを、継続的に取り上げています。これら三つのテーマを支える最先端技術と製品が多数出展されていますので、ぜひ実際にご自身の目で確認し、体験いただきたいと思います。著名な講師を多数お迎えし、多彩なセミナーなどを用意して皆さまをお待ちしております。
また旧SCFから継続して開催している学生向け企画があります。その一つが伝統の「学生テクニカルアカデミー研究発表」であり、今回は14の研究室に参加いただいております。さらに学生向け「業界探訪ツアー」「業界研究セミナー」「若手社員によるトークセッション」があり、特に目玉の一つとして、ものづくり系ユーチューバーのものづくり太郎氏による業界研究セミナー「学校や社会では教えてくれない、理系人材の人生の切り開き方」は、次代の製造業を支える学生に聴講をお勧めしたい企画となっております。
IIFES2024では、オンライン展示会も同時に開催します。リアル展に足を運べない方々の情報収集と企業とのコンタクトができ、かつリアル展で気になった製品を再度確認できるというメリットがあります。ぜひ参加をお願いします。
IIFESではグローバル化の流れをくみ、海外の展示会とも連携してお互いの出展者、来場者の開拓を進めようとしています。昨年は欧州連合(EU)でも有数の展示会である「ドイツ産業オートメーション展SPS」と協議を始めました。SPS側も国際協調の課題を抱えており、今後ますます関係が深まることと思っております。この事例を生かしてほかの海外展示会との協力関係も模索してまいります。
最後になりましたが、電機・計測産業界の一層の発展と、皆さまの技術革新を支える展示会にしてまいります。