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フードテックWeek東京(2024年11月)
食品工場や飲食店の自動化に関する展示会「フードテックWeek東京」が20日から22日までの3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催される。人手不足や労働環境の改善といった課題解決に向け、自動化・省人化、デジタル変革(DX)化などを実現する最新技術が紹介される。主催はRX Japan。開場時間は10時ー17時。入場料は無料(事前登録制)。
食品製造・加工から外食まで 一貫した温度管理を提案/チノー
フードテックWeek東京は「フードテックジャパン東京」「食品衛生イノベーション展東京」の2展示会と特別企画の「食の資源循環フェア」で構成される。フードテックジャパンでは食品工場などにおける人手不足問題や労働環境の改善といった課題に向け、ロボットやIoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)、DXソリューションなど先端技術が披露される。
食品衛生イノベーション展では食品工場の衛生対策課題を解決する、AI・外観検査、監視カメラ、入退室管理、食品衛生管理基準「HACCP」対策などが紹介される。
モニタリング
食品の安全性が重視される中、製造・加工から輸送・保管に至るあらゆる工程で温度や湿度の測定と管理が重要になる。チノーはフードテックジャパン東京に出展し、食品製造・加工から物流、小売り、外食まで一貫して温度を管理する技術・サービスを紹介する。
食品加工工場のモニタリング向けの提案では、冷凍・冷蔵庫内や室内の温湿度を同社の無線ロガーで測定し、同社記録計にデータを送ることで、そのデータをクラウドに保存する。
温度チェック
受け入れ・出荷の温度チェックや焼き物などの中心点の温度チェックでは、放射温度計や中心温度計を使って測定し、ブルートゥース機能でデータをスマートフォンやタブレット端末に送信する。スマホなどを介してクラウドにも測定データを保存でき、管理者が遠隔地から手軽に測定データを監視できる。
温湿度データ
食品輸送時や保管時の温湿度データを収録するリアルタイム無線ロガーも出品する。特定小電力無線、LTE、LANを使ってパソコンやスマホで遠隔監視が可能となる。