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切断機・ベンダー・端末加工機
切断機やベンダー(曲げ加工機)、端末加工機はパイプや板材・棒材などの金属材料を切る、曲げる、絞るといった加工を通して任意の形状に仕上げる。加工された製品は自動車部品をはじめ、造船、建設資材、半導体、空調機器、ガス機器など、幅広い用途で活用されている。製造現場では人手不足や熟練作業者の減少が課題となる中、加工機メーカー各社は生産性向上や作業時間の短縮、操作の簡略化といった価値を訴求し、競争力強化を図っている。
加工データ作成、簡単操作で作業性向上
切断機やベンダー、端末加工機は、パイプや金属の板材・棒材などの2次、3次加工に欠かせない機械。切断加工は丸鋸などの機械式切断やプラズマ切断、ウオータージェット、レーザー、ガス切断、せん断など多種多様だ。加工対象物(ワーク)の材質や厚さ、目的の形状、工程などに応じて、最適な加工方法を選ぶ必要がある。
曲げ加工は板材や棒材、線材などに連続的に圧力をかけて任意の角度に曲げ、ひねりなどの加工を施す。加工方法はプレス加工やロール曲げ加工などがある。プレス加工は金型を製作する必要があるものの、大量生産が可能。金型の形状を工夫すれば、複雑な形状にも対応できる。ロール曲げ加工は複数の回転ロールに板材を通すことで、パイプなどの円筒状に加工する。
製造現場では人手不足や熟練作業者の高齢化に伴い、生産工程の効率化や若手作業者の早期戦力化が求められている。これらのニーズに応え、加工機メーカーでは誰でも簡単に操作できるようなソフトウエアの開発に力を入れ、独自性を生み出している。
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専門知識のない人でもデータ作成ができる形鋼自動切断機(丸秀工機 提供)
丸秀工機(東京都江東区)は自社開発のソフトウエアを搭載した形鋼自動切断機「ビームコースター」を売り出している。ソフトは多数のデータテンプレート(ひな型)を備えており、専門知識がない人でもデータを作成できる。
プラズマ切断機で、丸形や角形のパイプ切断に加え、土木・建築用に使われるL形鋼(アングル)やU形鋼(チャンネル)など、さまざまな断面形状の形鋼に対応。3次元での加工が可能で、データさえあれば金型を用意することなく、切り欠きや長穴加工もできる。また、操作盤は視認性に優れたタッチパネル式で、対話型のデータ入力や加工図の確認も可能にした。
さらに、オプションで材料のブレを抑える追従式製品受台も販売。チャックから加工側にワークが長く出ると先端がブレてしまい、切断に影響する恐れがある。同受台がソフトウエア制御により上下に追従することで、ワークのブレを抑えられる。標準では製品長さ2000ミリメートルまで対応。オプションにより同3000ミリメートルまで対応する。
メーカーは人手不足に悩む顧客企業に寄り添い、独自技術で解決策を提案している。こうした各社の取り組みが、製造現場の生産性向上に貢献している。
