切断機・ベンダー・端末加工機

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　切断機やベンダー（曲げ加工機）、端末加工機は、パイプや板・棒材などを切る、曲げる、絞る、といった加工を施し、加工対象物（ワーク）を任意の形状に仕上げる各種機械。自動車をはじめ、工作機械、造船、建築、半導体、空調機器、ガス機器などの製造現場で活躍している。 　製造現場では人手不足が深刻化しており、省力化や自動化への対応が急がれる。この課題解決に加工機メーカー各社の技術力が発揮される。

切断機・ベンダー・端末加工機

自動加工ライン特注対応　部品内製化で設計力強化

　製造業の省力化、自動化への取り組みとして、切断機や曲げ加工機メーカーでは、操作性の向上やロボットとの連携などを図り、現場の生産性を支えている。

　切断加工では高速化や高精度化、歩留まり向上などのニーズがある。あるメーカーでは切断時にワークから発生する金属の細かい粒を除去する装置を標準装備したレーザー加工機を展開。歩留まり向上に加え、作業環境の改善にも寄与している。

　また加工機の操作性も重要視され、不慣れな作業者でも直感的に分かるような画像操作環境（ＧＵＩ）が求められている。メーカーの中にはの視認性に優れたタッチパネル式の操作盤を採用するなど、使いやすい加工機の開発に力を入れている。

　曲げ加工においても、メーカー各社から省力化、自動化ニーズに応えた加工機の提案がなされ、製造業の人手不足への対応に貢献している。

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　エスカディアは材料の供給からロール成形、溶接までの自動加工ラインをオーダーメードで設計・製造している。自動加工ラインは主力のロール成形機に加え、工程間の搬送装置、溶接ロボットなどを組み合わせて提案している。さらに、顧客企業の生産現場の状況に合わせて工程内のユニットを調整するなどきめ細やかに要望に応える。

　設計から製作、組み立て、据え付け、立ち上げまでトータルで対応。ガスタンクや自動車向けを中心に引き合いが増えている。

　同社は金属板を円筒状に成形するロール成形機の製造を手がけている。２０１７年に本社に工場を新設したことを機に、部品の内製率向上を図った。これにより、特注対応の幅が広がった。

　最近では、廃業したメーカーの古い加工機と同等の仕様で新しく設計・製作するといった注文にも対応しているという。今後、こうした提案も強化していく。