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コネクター
コネクターは電気信号や光信号、電力を確実に伝える電子部品の一つ。接続部品とも呼ばれ、機器と機器、基板(ボード)と基板、基板と電線(ケーブル)、電線と電線の間を結合する。自動車や屋外の機器で使用するコネクターは耐環境性能を高めユーザーの要求に応えている。
コネクター
電動車/ECU、小型・薄型化に貢献
自動車向けのコネクターは幅広い範囲の温度と湿度に対応する必要があり、粉じんや振動に対する耐性と堅牢(けんろう)性、電磁環境適合性(EMC)など、厳しい環境対応も求められている。特にコネクターを基板に実装する時に多少のズレが発生しても嵌合(かんごう)し、車両の振動や衝撃をある程度吸収できる。車載用のフローティングコネクターはこうした課題に応え、自動車特有の過酷な温度環境にも対応している。
自動車・車載関連でのカメラやセンサーなどの機器間伝送は、電子制御ユニット(ECU)を介し電気信号で送られるため、コネクターの品質が求められる。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車(xEV)の普及拡大により、燃費や電費向上などに伴いECUには小型・薄型化が求められている。
高速伝送/高い信頼性・品質を両立
また、機能群ごとの複数ECUを統合する統合ECUは、自動運転や先進運転支援(ADAS)など自動車の高度化に欠かせないテクノロジーとして注目されている。
車載カメラやセンサーの伝送信号は車両の安全性に関わるデータであり、高速で確実に伝送する必要がある。接続するコネクターには小型化に加えて高信頼性と高品質が求められる。
ADASの性能が向上し、各種カメラやセンサーなどの車載部品の高機能化が進む。車載ネットワークはより大量の情報データを高速で取り扱う必要があり、ECU間などの伝送にイーサネットの採用が増えている。またコネクターハーネスにも高速伝送への対応とより高品質な伝送性能が求められている。
充電器/大容量化支える
政府は「2035年までに、乗用車新車販売でxEV100%」という目標を掲げ、クリーンエネルギー自動車の普及と、インフラとしての充電器などの設置を両輪として進めている。こうした中、経産省は23年10月に「充電インフラ整備促進に向けた指針」を公表。30年までに30万口(内、急速充電器3万口)の充電器の設置を目指す。急速充電器では大容量化が進んでおり、充電用コネクターの軽量化などが実用化されている。