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自動車産業を支える表面処理技術
電気自動車(EV)など環境対応車の普及に伴う車載電池の大容量化などにより、各部品の軽量化が重要度を増している。数多くの部品からなる自動車の製造において、デザイン性や機能性の向上、さらには軽量化の面でも各部品の表面処理技術は欠かせない。高付加価値と高い安全性を両立する表面処理技術は、自動車産業のさらなる発展を後押しする。
付加価値向上に貢献
めっき、塗装、溶射、熱処理などの表面処理技術は、金属や樹脂などの素材に施すことで、防錆・防食や表面硬化、耐摩耗性・絶縁性・導電性・装飾性の向上などが図れる。
自動車は約2万—3万点もの部品からなると言われている。デザイン性や機能性を高めるため、各部品にはさまざまな表面処理が施され、その技術は進化し続けている。
自動車の軽量化に伴い、部品の合金・樹脂化が進んでおり、金属特性を必要とする際にはめっきが施される。
例えば、自動車の内装にはアルミニウム調めっき、サテン調めっきを施したプラスチック成形品が多用される。上品な光沢感や梨(なし)地状の質感が特徴で、指紋が目立ちにくく高級感を与えられる。そのほか、電子・半導体部品や、各種金属部材にもニーズに合わせた表面処理が行われ、付加価値へとつながっている。
昨今は六価クロムなどの有害物質を使わない処理方法など、地球や人に優しい表面処理技術の開発・提案も進んでいる。
