-
業種・地域から探す
続きの記事
世界切削工具会議2024 in JAPAN を振り返る
日本機械工具工業会(JTA)は5月21日から24日までの4日間、大阪・中之島のグランキューブ大阪などで「世界切削工具会議2024(WCTC2024)」を開いた。世界の工具メーカーや工作機械メーカー関係者が参加した。有識者による講演や社交イベント、工場見学ツアー、日本文化体験などのプログラムが用意され、会場には企業ブースが設けられた。同会議の内容を振り返るとともに、関連企業の製品・技術を紹介する。
MSTコーポレーション 工場見学ツアー実施
MSTコーポレーションは工場見学ツアーを受け入れた。WCTC参加者のうち8カ国39社の61人が訪れた。工具保持具を国内で初めて商品化したメーカーとして「切削工具の性能を発揮するには工具保持具が不可欠だ」(MSTコーポレーション担当者)と存在意義を強調し、高精度加工のマシニングセンター(MC)用工具保持具などの技術を紹介した。
同社は工場見学を積極的に受け入れ「顧客に役立つ情報を発信している」(同担当者)。ロボットや無人搬送車(AGV)を活用した自動化生産システム、ロボットのティーチングの手間を省く工夫、MCの予知保全などの取り組みを案内した。
WCTCの見学ツアーでは、MSTコーポのほかキリンビール神戸工場や大阪城などのコースを設けた。