-
業種・地域から探す
モノづくり6展示会(2025年12月)
日刊工業新聞社は「洗浄総合展」「高精度・難加工技術展」「表面改質展」「先端材料技術展」「VACUUM真空展」「スマートファクトリーJapan」の6展示会を、3日から5日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト南展示棟で開く。入場料は1000円。公式ホームページでの事前登録者、招待状持参者、中学生以下は無料。開場は10—17時。同時開催の「国際ロボット展」を合わせた7展示会で相互入場できる。
きょう開幕/東京ビッグサイト
洗浄総合展
-
最新技術を求めて多くの人が来場する(2024年)
洗浄総合展では、金属加工や自動車、電子部品、精密部品など多様な業種に向けて、産業洗浄に関する最新技術が披露される。産業用洗浄のほかにも、乾燥・静電気対策、防錆・防食などモノづくりのプロセスに必要不可欠な製品・技術が集まる。主催は日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社。156社・団体が出展する。
4日14時から「中国·東南アジア現地取材で感じた日系の危機~カーボンニュートラル、電気自動車への対応~」と題し、技術コンサルを手がけるTech—Tの高原忠良代表取締役が登壇する。バッテリー電気自動車(BEV)の急拡大、欧州における再生材使用義務化の「ELV規則」対応など、日系サプライヤーを取り巻く危機的状況を整理・解説する。
毎年好評のファインバブル産業会(FBIA)主催セミナーは、5日に実施する。13時から「ウルトラファインバブル水による肌や歯の洗浄」をテーマに慶応義塾大学理工学部の寺坂宏一教授が講演を行う。そのほかIFBテクノロジーズ、シュヴァルベル、シバタ、ヤマト科学などファインバブル関連メーカーが登壇する。
また日本産業洗浄協議会ブースでは、洗浄相談を無料で受け付ける。洗浄装置・洗浄剤の専門家が、洗浄に関する相談に応じる。悩みに対応可能な出展者があれば、紹介も行う。
高精度・難加工技術展
高精度・難加工技術展では、極限の追求をテーマに、高度な製造技術を紹介する。主催は日刊工業新聞社。159社・団体が出展する。「3D造形技術/AMゾーン」では、今後のモノづくりを支える革新分野の一つである3Dプリンター関連技術を発信する。試作に特化した「試作市場(試作加工受託ゾーン)」では、小ロット製造、受託製造を得意とする企業が出展する。
4日10時半から「宝飾の加工におけるAM活用」をテーマにセミナーが行われる。人手不足や職人技術の継承などの問題解決には、製造方法のデジタル化や見える化への移行が有効とされている。ここでは宝飾にスポットを当て、デジタル製造ソリューションとしての積層造形(AM)活用の取り組みや事例を紹介する。日本AM協会、造幣局、協栄産業などが登壇する。
表面改質展
表面改質展は表面処理技術の総合展。熱処理やめっき、窒化、プラズマなどの各種技術を紹介する。これらの技術は耐摩耗性の向上、長寿命化により高付加価値化、高機能化の実現に貢献している。同展には33社・団体が出展する。主催は日刊工業新聞社。
4日15時40分から「最新めっき・表面処理技術の動向」と題したセミナーを開く。めっきに代表される表面処理技術は、機能の向上や環境負荷の低減に寄与しており、産業界で不可欠な存在となっている。関東学院大学と千葉工業大学は、さまざまな分野での表面処理技術の開発を積極化している。セミナーでは、両大学による最新の表面処理技術を紹介するとともに、各界で今後注目されるであろう技術の将来展望も紹介する。
また会期中は両大学の共同出展ブース内で、最新の表面処理技術に関する実演を1日2回行う。
このほか、両大学と技術供与契約を結ぶ企業数社の製品や技術を紹介する。
セミナー会場Eでは出展者による最新技術の紹介が行われる。3日12時半から魁半導体が、4、5日の両日13時半から三洋貿易が講演を行う。
先端材料技術展
先端材料技術展(sampe Japan)は最先端複合材、セラミック材料などの新材料やその製造・加工に関する技術を紹介する展示会だ。主催は先端材料技術協会(SAMPE Japan)と日刊工業新聞社。129社・団体が出展する。
SAMPEは80年前に米国で設立された、先端材料技術の発展を目指して国際協力と技術交流、情報交換などの活動を行う国際的な技術協会。その地域本部であるSAMPE Japanは、航空・宇宙をはじめとして、時代が求める最先端材料の技術交流を行っている。
同展では自動車、航空、宇宙、エネルギーなどさまざまな分野における「高性能化」「高付加価値」「軽量化」「高強度化」を実現する先端材料や、それらの応用技術が紹介される。
VACUUM真空展
-
実演を交えて製品の機能を紹介する(VACUUM2024真空展)
VACUUM真空展は真空機器・真空装置の総合展示会。真空技術は半導体、フラットパネルディスプレー(FPD)、エネルギー、医療、分析、自動車、食品、新材料などの広範囲な産業を支える基盤技術。一方で、宇宙開発や素粒子物理学などの基礎科学研究にも重要な役割を担っている。
主催は日本真空工業会、日本表面真空学会、日刊工業新聞社。84社・団体が出展する。
近年、民間主導のフュージョン(核融合)エネルギーの開発が行われており、世界で活発な活動が展開されている。フュージョンでは、広いチャンバーを強力なポンプで一気に真空化する一方、加速器などの清浄な環境とは異なる条件が要求される。例えば、スパッタリングによるプラズマと壁面の相互作用、放射線や磁場への耐性、大きなガス負荷などがある。エネルギーとしての民間のフュージョン開発の進展に伴い、今後新たな真空装置の市場の展開が見込まれる。
5日11時からフュージョンエネルギー産業協議会の小西哲之会長が「フュージョンエネルギー産業の創出と真空工学」と題し、基調講演を行う。主催者展示ゾーンでは、フュージョンエネルギーをテーマにした企画展示を行う。
スマートファクトリー
AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の活用が進む中、製造業のデジタル変革(DX)を後押しする製品・技術が注目されている。スマートファクトリーJapanは工場の生産効率向上に不可欠な情報管理・処理システムや製造設備・装置、生産関連技術・製品が一堂に会する。主催は日刊工業新聞社。82社・団体が出展する。
3日13時から中小企業AI活用協会の飯田剛弘代表理事が、「今さら聞けないAI活用のリアル~できること、できないこと~」と題し、講演を行う。
