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会いたくなる技術がいっぱい尼崎!あまがさき産業フェア2023
尼崎産業フェア実行委員会(吉田厚委員長=音羽電機工業専務)が主催する「あまがさき産業フェア2023」が7月6、7の両日、ベイコム総合体育館(兵庫県尼崎市)で開かれる。出展者はアフターコロナを見据えた取り組みを強めていることを背景に、高い技術力や製品が一堂に会する。また企業間の活発な取引や技術交流促進につながる企画もめじろ押しだ。開場時間は10時―17時(7日は16時まで)。入場無料。
規模拡大基調、新規出展者45%
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3年ぶりに開催された前回(2022年)のあまがさき産業フェア2022(ベイコム総合体育館)
尼崎産業フェア実行委員会は尼崎市や尼崎信用金庫、尼崎商工会議所、尼崎経営者協会、尼崎工業会、尼崎地域産業活性化機構と経済団体推薦企業で構成。「会いたくなる技術がいっぱい尼崎!」をテーマに掲げる。出展規模は155社・団体、161小間で、2022年の前回(129社・団体、146小間)を上回る規模での開催となる。
出展者は新規出展が全体の45%に当たる70社に上るなど活性化がうかがえる。業種別では金属加工業、機械設備、建設・環境の順で、”ものづくりの街・尼崎市”を如実に表している。企業間の交流を図る狙いからビジネスマッチング支援を強化、モノづくりを通し蓄積した経験や知識などを駆使して開発した技術や製品が体感できるほか、多彩な関連イベントも注目される。
講演会は3件で、6日11時から草場寛子盛光SCモノづくりの町 東大阪」、14時から白坂紳滋Robots Town社長による「食品業界の自動化促進に向けた取り組み」、7日11時から澤武一芝浦工業大学大学院教授による「金属加工製造業におけるDX戦略の進め方」が行われる。会場は1階サブアリーナ。7日13時から「全日本製造業コマ大戦 第7回あまがさき産業フェア特別場所」をサブアリーナで開く。今回も白熱した戦いが繰り広げられる。
メインアリーナでは会期中、「協働型ロボットデモンストレーション」も行われる。安全柵なしで現場に設置できる協働ロボットの展示・デモンストレーションや導入へのコンサルティングも実施する。また、両日10時20分からは「出展者プレゼンテーション」が行われるほか、エントランスホールには「相談コーナー」が設けられ、販路開拓や経営戦略などを中心に企業の課題解決につなげる。
同フェアは出展者と来場者間の商談促進も特徴で、会期中、ビジネスマッチング会が開かれる。6日は11時から、7日は10時半からで会場は地下研修室。大手企業と出展企業に自社の技術・製品や商品、サービスなどをアピールする機会を提供、販路開拓を支援する。大手企業は工業系25社、商業系14社が参加、中小企業の持つシーズと大手企業のニーズのマッチングを図り、新たな交流・人脈を広げる場となる。
一方、前回に続き6月1日から「オンライン展示会」を8月31日まで開催している。遠隔地の人でもアプローチできるほか、サイトを通じ出展者の基本情報収集や各種イベントの動画配信などが予定されている。
ベイコム総合体育館はJR尼崎駅から西へ徒歩約10分。会期中はJRおよび阪神電鉄尼崎駅から無料のシャトルバスを運行する。問い合わせは同フェア実行委員会(06・6488・9534)へ。
メッセージ/「阪神間を代表する展示会に」尼崎産業フェア実行委員会 委員長 吉田 厚氏
「あまがさき産業フェア」は企業の活発な取引や交流を促進し、尼崎の産業振興を図ることを目的に1982年11月、第1回を開催いたしました。その後、毎年時節に応じたテーマで開催し、今回38回を数えるまでになりました。今回は「会いたくなる技術がいっぱい尼崎!」をテーマに設定、尼崎市内外の155企業・団体が優れた製品や技術を紹介することに加え、協働型ロボットのデモンストレーションや企業の課題解決につながる基調講演なども予定しております。
また毎回好評の「全日本製造業コマ大戦・あまがさき産業フェア特別場所」や「大手企業とのマッチング会」も規模を拡大した上で開催いたします。さらに出展者によるプレゼンテーション、販路開拓や雇用に関する相談コーナーを設けるなど、さまざまな事業を2日間にわたり展開します。ご来場、ご出展の皆さまにはぜひ積極的にご活用いただきたく思います。
本産業フェアが阪神間を代表する特色ある展示会として、今後ますます発展していけますよう、引き続きご参加・ご協力のほどよろしくお願いいたします。