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自動車の大きなトレンド「CASE」に照準
デジタル地図で効率見学
人とくるまのテクノロジー展横浜展示会は例年、JSAEの春季大会・学術講演会に併せて開催されてきた。新型コロナ感染症拡大の影響で2020年、21年は現地での展示会が中止されたが、昨年は現地とオンラインのハイブリッドで開催され、今回も前回同様の形式で行われる。現地出展は499社・1115小間の規模となる。
会場には当日登録の受付がないので、事前登録することが必要。来場証をA4カラー印刷し、会場に持参のこと。また、事前にオンライン展示会の機能を活用することで効率のよい見学が可能になる。関心のある技術や製品を検索し、検索結果から見学リストを作成すると、デジタルMAPに自動反映され、スマートフォンやタブレットで確認できる。
名古屋展示会は7月5日開幕
横浜展示会に続いて7月5―7日には愛知県・セントレアのアイチ・スカイエキスポで名古屋展示会が開かれる。入場無料の事前登録制は横浜会場と同様だ。連動するオンラインステージ2は6月28日―7月19日に開設される。
人とくるまのテクノロジー展横浜展示会のメーンの来場者は自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者、生産や購買部門の担当者など。自動車を構成する要素技術の“すべて”が一堂に会し、完成車を支える部品や材料、車載システムなどが技術的視点から展示・紹介される。試験や解析、設計支援ツールなども数多く出展される。
自動車の大きなトレンドであるコネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化を総称する「CASE」に関連した展示はこれまで以上に大きな関心を集めている。低炭素・脱炭素社会への移行が叫ばれ、ハイブリッド車(HEV)・電気自動車(EV)へのシフトが進む中で、多くの関連技術が展示される。
昨年実施し好評だったホワイトボディー(未塗装でエンジンや座席などが未架装)コーナーは今年も設置され、4車種が紹介される。各社のブースでも車体やエンジン、機構部品などのカットモデル展示も多数ある。一般のユーザーが普段は目にすることのできない自動車内部の数々を目にすることができる。
また、新型プリウス、新型セレナ・エクストレイル、新型クロストレック・インプレッサの開発担当者による「新車開発講演」も予定され、開発に当たっての注力点、技術に込められた思いなどを披露する。