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408社・団体702小間出展 最新ソリューション一堂に
6のテーマで展示企画フェア
4月12日から15日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで、金型や金属プレス加工に関する三つの展示会「INTERMOLD2023(第34回金型加工技術展)」「金型展2023」「金属プレス加工技術展2023」が開催される。INTERMOLDと金型展は日本金型工業会、金属プレス加工技術展は日本金属プレス工業協会が主催し、インターモールド振興会が運営する。
国内外の工作機械などの設備機器メーカーや金型メーカー、プレス加工メーカーなど408社・団体が702小間の規模で出展する。金型設計・製造や金属プレス、プラスチック成形などの最新ソリューションが一堂に会する。
来場は完全事前登録制(無料)。ウェブサイトから事前来場登録を行い、来場者証を出力して持参する。来場者証を持参しない場合は入場料3000円が必要。開催時間は10時から17時(最終日は16時)まで。
会場内では六つの注目テーマの展示企画フェアを実施。金型業界において主要原料かつ主な加工製品の一つであるプラスチック加工に焦点を当てた「次世代プラスチック加工フェア」では、生分解性プラスチックやバイオプラスチックなど、次世代素材やその加工技術、各企業・団体の取り組みなどを発信する。
ごあいさつ/日本金型工業会 会長 小出 悟
DX新時代の展示を体感
はじめにINTERMOLD2023、金型展2023開催に際し、いまだに続くコロナ禍にもめげず多大なるご支援・ご協力を賜りました皆さまのおかげで本展開催に至りましたことを厚く御礼申し上げます。
ウィズコロナの時代に入りこのタイミングを待っていたかのように世の中のさまざまな価値観が変わっていくような感覚を覚えるのは、おそらく私だけではないと思います。それほどの大きな環境変化の中での本展開催となるわけですが、十分満足していただける展示会になるものと思います。
この変化もまだ始まったばかりであり、今回の東京開催は今後の本展の開催骨子にも大きく影響を及ぼすものになるだろうと感じています。今後ともあらゆる変化を見逃さず好機と捉え、果敢に新しい取り組みをし、新時代の啓示となるものが表現される展示会へと発展させなければならないと思う次第です。
このような時代を強く生き抜いていくために、改めて面直での人との交流が大切であると思い知らされたタイミングでの今回の展示会です。21世紀のビジネスはどのような状況で推移するのか、情報はどのように入手し、どのように処理をしていかなければならないのか、デジタル化の進む時代にどう立ち向かうべきかに気づける展示会になればと、ワクワクする心持ちで臨めるような気もいたします。
いまの時代は正しい情報を大量・瞬時に入手し、滞りなく分析・解析して即活用できます。行動に反映することで、具合の悪い今までの仕組みに改善の手を施すことができます。行程を省人化、さらには無人化へと進ませ、どうしても進ませられないものは中核となる人財で対処解決するのです。いわゆるIT化の徹底の末の自動化の実現、その環境を持続的に管理するヒトの新しい働き方を想像し、自分ならではの新しい仕組みを垣間見る良い機会であると言えます。
本展では、デジタル変革(DX)を念頭に置いた展示も数多くなされております。コロナのことはもう頭から拭い去り変化する時代の流れを、ご自身で体感していただきながら、これからの皆さまの活動に生かしていただけるよう切にお願い申し上げます。
ごあいさつ/日本金属プレス工業協会 会長 髙木 龍一
塑性加工技術 活性化に貢献
はじめに金属プレス加工技術展2023を開催できることを本当にうれしく思い皆さまに感謝申し上げるとともに、心より御礼申し上げます。
金属プレス加工技術展は2007年より開始し、新型コロナウイルス感染症で無念の中止を乗り越えて17回目を数えます。弊協会展示会推進委員会の活動により、会員の出展社数も51社出展とここ数年増加の傾向でありがたく思います。展示内容は、多くのご来場者に見ていただくためさまざまなアイデアを駆使して、技術力、特異性を表現しております。
金属プレス加工の分野では、以前より省力化、自動化を積極的に取り組み、コスト低減と品質の安定化を図って参りました。さらなる合理化のためにDX推進が叫ばれております。IIoT(製造業向けモノのインターネット)と人工知能(AI)を積極的に学び活用して、現場力とデジタル技術の双方を持つことが、これからの製造業の強みになると思っています。今後も現場で積み重ねてきたノウハウをAIに注入して活用できるようにすることで、将来に向けた新たな強みづくりにつなげていただければと思っています。
私たち金属プレス加工業は、素形材産業分野の中でも特に量産性に富み、自動車をはじめ電機、電子、産業機械、建築、医療にまで、広く部品供給を行う業界として、本展示会の開催を通じて金属プレス加工技術の可能性を広く認識していただくとともに塑性加工技術の活性化に貢献する所存です。
本展が盛大に開催されますことを御礼申し上げますとともに、開催に向けてご尽力くださいました関係省庁、関係諸団体、ご出展企業の皆さま、また企画より準備監督いただきました皆さまに深く感謝申し上げます。
最後となりますが、本展開催が出展企業の皆さま、そして来場される皆さまにとって、業容拡大や技術向上、情報収集の有益な機会として、実りある展示会となるように、祈念致しております。主催者として4日間精いっぱい努めて参りますので、ご支援、ご協力の程よろしくお願い致します。
以上、簡単ではございますが、開会に先立ち紙面上のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。