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電気・電子部品賞
ローム
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次世代自動車の低消費電力化、小型化、高信頼化に貢献する SerDes IC
ロームが開発した映像信号の伝送などで使用するSerDes ICは、搭載機器の小型化や低消費電力化を実現する。ADASの車載カメラとカーインフォテインメントをつなぐのに適したICとして提案中だ。
SerDes ICは、通信方式の変換を行うため対で使う二つのICの総称。カメラとSoCをつなぐ際、カメラ側とSoC側に、ICを搭載する。同社のSerDes ICは、伝送レートお最適設定が可能で高効率動作を実現。カメラを四つ使用する機器へ搭載した場合、一般品と比べて約27%消費電力を削減する。
同ICには周辺部品点数を削減する機能も搭載した。
現在、車載SoCメーカーの評価基板に採用されるなど、次世代自動車の開発向けで、引き合いが増えている。
住友重機械工業
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AGV/AMR用ドライブソリューションsmartris(スマートリス)
AGVやAMRの駆動に必要なギア、サーボモーター、ドライバーを一つのパッケージにした製品だ。グループ内で別々に培ってきたギアの技術とサーボ制御技術を融合させた。
ギアにはサイクロ減速機を採用。歯車のかみ合い数が多く、衝撃荷重が発生しても多くの歯で分散して吸収する。歯の折損がない滑らかな接触と優れた耐衝撃性により、長寿命を実現する。
ホイール内部にギアが潜り込むインホイール型構造も特徴だ。PROタイプでは回転するギアの外枠に直接タイヤ・ホイールが接続する構造で、AGVやAMRの駆動部をコンパクトに設計できる。
発売後は工場内の工程間搬送用AMRを製造する国内の顧客や、ワイン用ブドウ畑の害虫駆除用AMRを製造するイタリアの顧客に採用された。
ミツミ電機
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MW3827
ミネベアミツミグループのミツミ電機が開発した同社初の温湿度センサー「MW3827」は、高温高湿の環境で使用しても誤差が小さく、耐久性に優れるのが特徴だ。
独自の配合で開発した感湿膜で上部電極を保護することで、水滴やホコリへの耐久性を高めつつ、高温高湿下でも検知誤差を抑えることに成功した。幅・奥行きともに2ミリ、高さ0・8ミリと小型ながら、湿度変化を他社の既存製品より3ー4倍詳しく見ることができるようにした。
空気を通す上部電極の穴の設計にも工夫。湿度が急速に変化した際に反応するまでの時間(応答性)を6秒と、他社製品の最大3割程度に短縮できた。
エアコンや冷蔵庫などの家電や農業のビニールハウス、医療機器への利用を見込む。グループが手がけるスマートシティー向け道路灯にも導入を進める。
トレックスセミコンダクター
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理想ダイオード機能搭載 ロードスイッチICXC8110/XC8111シリーズ
理想的なダイオードの性能と、超小型・超低消費電流のスイッチIC機能を併せ持つ製品。一般的なショットキーバリアダイオード(SBD)の順方向電圧(VF)が0・4ボルト程度なのに対し、VFを20ミリボルトと約20分の1に抑えた。付加価値の高いIoT分野を中心に累計約150万台を出荷している。
VOUT端子電圧が20ミリボルトになるよう制御。通常のダイオードに比べ発熱も低い。消費電力はSBDの6分の1で「産業用機器のバックアップ電池などに適している」(製品企画部製品企画拡販マーケティンググループの西川裕リーダー)。
開発に当たり「理想ダイオードは初の取り組みで、小型化などに苦労した」(開発本部製品開発1部開発第2グループの山本友稀副主任)という。今後は対応電圧をさらに高めることも検討している。
