-
業種・地域から探す
正しい値は社会の基礎
産業・学術の基礎 生産現場で正確な加工
-
今年のポスターは「さかなクン」を採用 -
計量とは長さ、質量、時間や体積、面積など我々の日常生活ではなじみの深いものから、比熱容量、電気のコンダクタンス、音響パワーなど専門性のあるものまで、特定の基準を用いてはかり、その値を導き出す行為を指す。導き出された値は産業や学術の基礎となり、社会・技術・経済の発展に大きく寄与してきた。
計量法は「計量の基準を定め、適正な計測の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与すること(第一条)」を目的とする。
特に経済活動においてはお互いが共通で正確な“物差し”を用いなければ、フェアな商取引は成立しない。水道や電気、ガス、食品や燃料など、正しく量られていることを前提に使用料金が算出される。また、生産現場では正確な加工、組み立てができなくなってしまう。
「特定の基準」としての“物差し”は誰もが理解できる基準として、広く共通認識として普及し、深く信頼される存在でなければならない。その制度を支えているのが計量制度であり、その重要性を啓発するため、日本計量振興協会は普及啓発全国統一ポスターや、計量普及広報誌「計量のひろば」の制作・配布に取り組んでいる。
今年のポスターには国内メディアを通じて幅広い世代に魚の魅力を伝え続けている「さかなクン」がイメージキャラクターに選ばれた。海洋研究でもさまざまな測定器・計測器が使われており、海のイメージとさかなクンの世代を超えた認知度の高さを通して、計量記念日ポスターを見る者に印象付ける狙いがある。
毎年、計量記念日に合わせて都内で「計量記念日全国大会」が開催される。今年は東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで、13時半から開催される。経産省主催の計量記念日式典に続き、記念行事では計量啓発標語と「何でもはかってみようコンテスト」の発表・表彰、特別講演が実施される。
計量啓発標語は442点の応募作品の中から、内海明花梨(うつみあかり)さん(福島県立平工業高校2年)の「正しい計量 社会を支え 未来へ繋ぐ」が最優秀作品賞に選ばれた。
小学生を対象に、計量への理解向上と理科教育推進を目的とした「何でもはかってみようコンテスト」は、森川遙人さん・あさひさん(鳥取県、小6・小2)の「まばたきの回数を計ろう」が最優秀作品賞に選ばれた。
同コンテストは全国の小学生を対象とした表彰事業。参加者は「はかってみたいと思う物」を選び出し、観察し、はかる過程を工夫したり、調べ、まとめた結果をコンテスト審査委員会が優秀作品として選定している。
