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パワー半導体
車載用、電力6%減/EV航続距離延長 バッテリー小型化
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日立アステモに採用されたSiC MOSFETとゲートドライバIC(ローム提供)
半導体メーカー各社が電気自動車(EV)のモーター制御用インバーター向けの炭化ケイ素(SiC)パワー半導体の提案に注力している。SiC半導体を搭載した車載用パワーモジュールやSiC半導体を駆動するゲートドライバーICの新製品に加え、顧客である自動車メーカーの開発コストを減らす解決策(ソリューション)を組み合わせる提案が主流となっている。
こうした中、ロームは2022年12月13日に同社のSiCパワー半導体が、日立アステモのEV用部品に採用されたと発表した。車載インバーターへ搭載した場合、従来の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)と比べて電力消費を6%減らせるという。
日立アステモはSiCパワー半導体を搭載した部品を25年から国内外の自動車メーカーに供給する予定。インバータのさらなる性能向上を目指し、メーンインバーター回路部に初めてSiCパワー半導体を採用した。
同半導体は業界トップクラスの低オン抵抗を実現し、電力損失が少ないのが特徴。EVの航続距離延長やバッテリー小型化に寄与する。
